塚原整形外科医院(青森県八戸市)


 



けがや事故による骨折、捻挫、打撲、脱臼
創傷(消毒薬をなるべく使用しないできれいに治します)
疲労骨折や使いすぎによる痛みなどのスポーツ障害
腰痛と坐骨神経痛、肩凝り、各種関節炎
骨粗鬆症の診断と治療
痛風の診断と治療
を得意としています。



スポーツによるケガを予防しましょう。

American Academy of Orthopaedic Surgeons(アメリカ整形外科学会)から安全なスポーツトレーニング日本体育協会から夏のトレーニングについて提言されています。


新しいスポーツを開始する方はいらっしゃいませんか?

トレーニング中の捻挫、キズ、使いすぎによる痛みには注意し、ケガをしたときに受診できる医療機関の確認、アイシングや固定などの準備をしましょう。


また同じスポーツ、動作を続けることによって、同じ筋肉や同じ関節への負担が大きくなります。
特に発達段階にある子供には注意が必要です。必然的ににケガが多くなりますので、コーチやご両親は子供のスポーツによるケガの予防に努めましょう。

塚原整形外科医院は日本臨床整形外科学会日本体育協会で「スポーツドクター」として掲載されています。

楽しくスポーツを続けるために-整形外科医からのアドバイス」もご参照ください。

症状が強い場合、長引く場合には塚原整形外科医院にご相談ください。



転倒骨折予防の秘訣

1番目は室内の「整理整頓」です。いつもは無いものを避けようとして角に足をぶつけないように、あるいは暗がりで不意にぶつけないようにするためです。

2番目は段差を歩くときや動作を変えるときに「手摺り」に掴まることです。階段で手すりを伝って良かった!と思うことがあるでしょう。

3番目はスリッパや靴を「しっかり履く」ことです。外反母趾やハンマートウの痛みでスリッパを愛用されているかたは多いと思います。急いでスリッパをつっかけたときにおおっと危ない、となったことはありませんか?慌てずに、つま先までしっかり入れて履いてください。

4番目は「敷き布団」です。夜にトイレで目が覚めたとき、暗がりの中で布団の縁に引っ掛かかりそうになったことはありませんか。夜間に転倒して、救急搬送される方は少なくありません。夜中に起きた時は、足もとを照らしたり、布団の脇を通ったり、しっかり整えてから起きるように工夫が必要です。

しかし転んでも諦めずに。高齢者用「ヒッププロテクターを装着しておくと安心です。アイスホッケーやアメリカンフットボール、スノーボードの選手が使用しているヒッププロテクターと似ています。転倒しても力が分散して骨折の危険性が回避され、あるデータでは大腿骨頚部骨折を60%も減少させています。市販されていますので、「ヒッププロテクター」で探してみてください。




骨折しているかもしれない!-頻度の多い3つの骨折について-

どのような状態のときに「骨折しているかもしれない!」と思い出すべきでしょうか。

転倒して机の縁や浴槽に胸をぶつけた場合、深呼吸したり咳払いしたりすると胸が痛くなります。「肋骨骨折」です。肋骨を骨折するとものすごく胸が痛みますが、歩くことはできます。重症化することはあまりありませんが、鎮痛剤を飲んで、バストバンド(コルセットのようなもの)を装着し、重いものを持たないように安静にして、しっかり呼吸することが大事です。まれに血がたまる血胸や、数日後に肺炎になって息苦しくなることがありますので、迷わず医療機関を受診しましょう。


次に、転倒して床に腰や背中をぶつけた場合、すぐには立ち上がることができず、背中がものすごく痛くなります。「脊椎骨折」です。腰の下の方が骨折していると「腰椎圧迫骨折」、腰の上の方なら「胸椎圧迫骨折」です。入院が必要になる場合が多く、安静にして胸元までの長めのコルセットを装着します。寝たきりにならないように、痛みの治療と筋トレなどのリハビリテーションも積極的に行います。腸が刺激されて便秘症になったり、痛くてトイレに行きたくないからといって水分摂取を制限すると膀胱炎になったり、ずっと寝たままだと誤嚥性肺炎になることがあります。また骨が癒合せずに背中の痛みが遷延し、下肢痛や麻痺が出現してきた場合には手術を要することがあります。

3つ目は「大腿骨頸部骨折」と「大腿骨転子部骨折」です。転倒して、床に腰や股関節の脇の固いところをぶつけた場合、立ちあがることも動くこともできず、脚の付け根がものすごく痛くなります。だれも動かせないので救急搬送されることが多く、そのまま入院となります。様子を見ても回復しないので、基本的には手術治療をしなければなりません。よく聞かれるのが、「高齢だから手術は無理じゃないですか」という質問です。高齢でも、心臓機能、腎臓機能が保たれている方もいますし、内科医、麻酔科医とも相談し高齢の方でも手術します。さらに、ケガする前にはどの程度活動していたのかも考慮して整形外科医が中心となって手術適応を決めていきます。もちろんご本人やご家族、介護されている方のお話も伺います。手術の後は、かなり早期から筋トレや立位歩行訓練などを行います。もちろん早期にリハビリできる手術方法だからですが、静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群、ロングフライト血栓症と呼ばれることもあります)や廃用症候群(寝たきり)の予防にもつながります。その他に感染や再骨折にも注意が必要です。




骨粗鬆症の検査と治療を行っております。

@骨粗鬆症とは
閉経後の女性に多くみられ、500-1000万人の方が罹患していると考えられています。骨粗鬆症の方は骨折をしやすく、特に高齢の場合には日常生活の自立を阻みます。

A病院を受診する前に
 *今まで骨折したことがある
 *長期間、喫煙している
 *アルコールを飲み過ぎている
 *両親が大腿骨頸部骨折と診断された
 *関節リウマチと診断されている
 *5mg以上の糖質コルチコイド(ステロイド)を内服している
上記に当てはまる方は骨粗鬆症検査をすることを特におすすめします。

B当院での骨粗鬆症検査
1、X線写真を撮影し、特殊な器械によりスキャンして骨密度を計算しています。
2、尿検査で尿中NTx(骨基質の分解産物)、血液検査でカルシウム、リン、アルカリフォスファターゼ、BAP(骨型アルカリフォスファターゼ)を測定して補助診断とする場合があります。

C骨密度値のめやす
若年成人平均値(YAM; young adult mean)の80%以上:正常
YAMの70%以上80%未満:骨量減少
YAMの70%未満:骨粗鬆症

D治療
骨粗鬆症治療薬であるビスフォスフォネート剤、ビタミンDなどの処方を行っております。
定期的に骨密度検査を行い、説明しています。
骨粗鬆症治療の最大の目的は”骨折しない”からだ作りです。薬に加え、適度なバランス運動も有効です。転ばないように家の中を整理整頓し、段差など足元を明るくしておく工夫もしてみてください。

骨折をしないように予防し、快適な生活をおくりましょう。




「骨粗鬆症を基礎疾患に持つ第2腰椎圧迫骨折」と「圧迫骨折の進行」


「MRIによって補助診断された第2腰椎圧迫骨折」

  





痛風の検査、治療をおこなっています。

@痛風とは

厚生労働省の生活基礎調査によると1998年に59万人(1989年のなんと2倍)の方が痛風で治療しています。今後の生活習慣の変化にともない、患者数が増加していくと考えられています。血液中の尿酸の濃度が高いと、痛風発作と呼ばれる関節炎、痛風結節、腎障害が起きます。特に痛風発作は足に起きることが多く、痛みのため歩くことさえ大変になる場合があります。
数日〜10日間程度で改善することも特徴です。またメタボリックシンドロームと合併するため、治療と予防が重要です。

「痛風発作-足の親指付け根が痛くなり、徐々に赤く腫れて局所に熱が出てくることが多い」


A当院での初期検査
1、血液検査(尿酸を含め炎症マーカー、肝臓と腎臓マーカーなどを測定します)
2、尿検査(尿中尿酸、尿中クレアチニン)を行います。

B薬物治療
「からだのなかで尿酸産生が過剰なタイプ」、あるいは「尿酸がからだから排泄しにくいタイプ」にわけて、個人にあった治療薬と量を決定して行きます。副作用にも充分注意し、定期的に検査していきます。

C発作が起きてしまったら
氷枕などで充分冷やして安静にしましょう。鎮痛剤で炎症を抑えることも重要です。治療を中断すると痛風発作は再発しますので、定期的な通院をおすすめします。


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